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無知と無能の間に

無知無能者、固人之所不免也

キャズムに落ちて

さて、ものづくり女性起業家なる者が建前の上で経営しているという「UPQ」が設計したという液晶モニタが仕様を満たしていなかったと発表した。知る人は知っているが、UPQが出している製品は事実上CEREVOという会社が回しており、UPQとCEREVOに資金を提供しているのはDMMだ。

岩佐琢磨とは何者なのか

CEREVOの創業者で現社長。ネットで公開されている経歴によると2003年から松下電器産業(現パナソニック)でネット家電のシステム側の企画開発をやっていたとのことで、以下のような感慨を持ち、起業に至ったらしい。

大手企業にはつくりたくてもつくれない製品がある――。大手家電メーカーに勤務したことで、その原理原則を知った

第164回 株式会社Cerevo 岩佐琢磨2 Dream Gate

そして出てきたのはネット上に写真をアップロードできるデジタルカメラCEREVO CAM」。実はこの製品発表に行ったことがある。すでにiPhoneが登場していて、「なんで今更?」という感があった。数千台を販売したというが、私はその数値を信用していないし、シリアル番号から類推すると販売台数は数百台レベルだと考えている。それは、良いが、その後も潰れずにいるのに驚いている。

岩佐琢磨の話の重みの無さには、毎度毎度、「この人は本当にパナソニックの人なの?」と思うことがある。製品設計とネット企画では学んだことが違うのだろうが、それにしても本当に家電メーカー勤務だったのか?あるいは「大手企業にはつくりたくてもつくれない製品がある」という感慨は、パナソニックの家電設計の全否定という意味だったのだろうか?

メーカーはノリでも運営できる

以前、UPQ製といわれるCEREVOが形式的に設計した(実態はOEM)スマートフォンが技適を通していなかったということをやっている。この件について、やはりDMMに寄生しているベンチャーメーカーの関係者に聞いた所、以下のようなコメントを頂いた。ここに披露しておこう。

あれは、野球でいえばイレギュラーバウンドによるセカンドエラーみたいなもの

びっくり、耳を疑った。要するに、CEREVO(およびUPQ)のスタンスは「アクシデント(不運)であって、ミスじゃない」ということらしい。ミスのレベルは確かに低いが、Do-Checkが仕事の中に割り当てられていないということを吐露したようなもので、組織構造の欠陥であるにも関わらず、「アクシデント」と認識していることだ。

そして、今回は、入手先製品の設計仕様の確認を怠ったという基本的なミスだ。岩佐の出身であるパナソニックで同じことを起こせば、担当責任者は降格・左遷ものだと思うぞ。でも、本人たちはまた「アクシデント」扱いにするのだろう。

それでも岩佐琢磨氏が「日本の家電設計の全否定」という主張の実践をしたまでというのであれば、合点がいく。アナーキーだね。俺は、彼らの製品は買わないけど。

まとめ

UPQもCEREVOもケツ持ちにDMMがあるので、これからも何の反省もすることなく、あぜ道を行くのだろう。それにしてもDMMはまだ支援つづけるのですかね。DMMにとっては、悲願の株式上場へ向けてダークサイド企業からクリーンなイメージを作りたいからなのか。であれば、もう少し人集めを抜本的に考えなおしたほうが良いのではないのか。やまもといちろうとか、岩佐琢磨とか、口だけ番長の半端モンばかりが集まってくるのは、自業自得なんですかね。大きなお世話ですね。

そして、俺も、私も、岩佐琢磨やUPQのものづくり女性起業家に続きたいと思っているそこのアナタ!なれる道はDMMが用意してくれてますよ。「亀チョク」という制度だ。みんなで応募してDMMにたかろう。

参考

2人はチキンレーサー

朝鮮半島が緊迫してきているので、整理しておく。

これまでの経過

  • 4/7 - 米中首脳会談前日に当たるこの日に、北朝鮮がミサイル発射
  • 4/9 - 米海軍はフィリピン付近で訓練中の空母カールビンソンを朝鮮半島近海に派遣すると発表
  • 4/11 - 日本の海上自衛隊が米艦隊と共同訓練を実施するため護衛艦数隻を合流させることを検討中と公表
  • 4/11 - 日本外務省が韓国へ渡航する人に対して最新の情報に注意するよう促す海外安全情報を発表
  • 4/13 - 北の三代目が「本物の戦争の味を見せてやろう」と談話を出したと伝えられる
  • 4/13 - 米NBCテレビは13日、複数の米情報機関高官の話として、北朝鮮が6回目の核実験の実行を決断したとトランプ米政権が判断した場合、北朝鮮に対して核兵器ではない通常兵器による先制攻撃を行う準備を進めていると明らかに

北朝鮮軍の準備状況

  • 昨年8月、潜水艦からの弾道弾ロケット発射に成功
  • 一連のミサイル発射(陸上固体燃料ロケット)は、研究開発段階から軍の発射訓練の段階に入っている
  • すなわち、当初の設計目標は達成した模様
  • 国防省の2015年のレポートによれば、数百発が韓国および日本をターゲットとしている
  • 一部の中距離ミサイルはグアムをターゲットにしているとも
  • 固体燃料ロケット型のミサイルはトラックで移動可能で、10分で発射準備が整えられる
  • ストックホルム国際平和研究所の分析では、10〜12発の核弾頭を保有し、年間4〜6発の製造能力がある
  • 生物化学兵器の貯蔵はありうる(量、種類に関する情報は見つけられず)

米国・韓国の準備状況

  • 中国の強い反対を押し切って、ミサイル防衛システムTHAADを配備
  • 朝鮮半島に派遣されたカールビンソンから最新鋭戦闘機F-35の離陸をデモンストレーション
  • カールビンソンには、ウサマビンラディンを殺害した特殊部隊SEALSが搭乗しているとも
  • 韓国軍は地下の核関連施設を攻撃するため、バンカーバスター爆弾を配備

予想される米軍の北朝鮮攻撃プラン

いずれかか、または複数プランの実行か?

  • 北朝鮮が中距離ミサイルを発射した場合、ミサイル防衛システムで撃墜する
  • シリアへの攻撃と同じく、巡行ミサイルによるサージカル・アタック(外科手術的攻撃)で、原子力またはミサイルの開発施設をピンポイント攻撃
  • 北の三代目の暗殺のみをターゲットとした特殊部隊による急襲(オバマ政権下で訓練が行われていたと噂される)

北朝鮮側の反撃

  • 北朝鮮が反撃を加えた場合、第二次朝鮮戦争を意味する
  • 一番可能性が高いのは、韓国および日本の在日米軍基地へのミサイル発射と同時にソウルへの侵攻作戦の命令

在韓日本人の避難計画

  • 韓国に滞在中の日本人は約4万人
  • クリントン氏が北朝鮮空爆を計画した際の在韓日本人避難計画では、朝鮮半島陸路を在韓米軍が担当し、海上輸送および日本国内での一時収容は日本政府と自衛隊が担当する予定であった
  • 朝鮮半島内の在韓日本人輸送について韓国軍の担当にしなかったのは、韓国国内の世論の反発を防ぐため
  • 良く練られた計画であるが、今回はそのような計画があるか不明
  • 慰安婦少女像の問題で、大使召喚したことが地味にダメージを負っている

難民対応

  • 実際、北朝鮮が崩壊した場合、防衛省が90年代にシミュレーションした結果によると20万人が日本にくると予想
  • 現時点での信憑性の高い予想データはみつけられなかった
  • 自衛隊の総兵力15万人、全都道府県の警察官定員が25万人
  • 難民の不法上陸をすべて防ぐことは不可能
  • 防衛・外交リスクとして、難民の暴動や騒乱より日本人による難民迫害事件が憂慮されている
  • シリア難民すら50人しか受け入れていない現状で、北朝鮮難民の受け入れ拒否は国際非難をうける
  • 一番の問題は、この問題についてほとんど議論されていないこと

1990年代のクリントン政権空爆プラン

  • 北朝鮮の報復攻撃は必至

  • 開戦90日間で、米軍の死傷者5,2000人、韓国軍は490,000人

  • 戦費は600〜1000億ドル

本当に何かが起きるのか?

  • Northによる衛星写真分析によると、北朝鮮による新たな核実験の準備が進んでいる

  • トランプ氏側の自制を期待すべきではない

  • 自制を求める官僚人事が決まっていない
  • ある意図をもった側近がトランプ氏に耳打ちしたら・・・

  • 北の三代目も自制を期待すべきではない

  • 自制を求める側近は粛清されてしまった

  • トランプ政権は娘夫婦が主要ポストに入り、北の三代目も妹が広報官をしている

  • 両者とも家族経営の国家運営

  • 安倍首相は前のめり

まとめ

※あくまで個人の感想です。 金日成の生誕105周年にあたる、2017年4月15日に合わせて、核実験の準備をしていたようで、アメリカも早い時点からそれを検知していた。

これまでの北朝鮮関係のメンツのなかで、この2人ほどチキンレースが似合う政治家の組み合わせはいなかった。そんなことを言っている場合ではなかった。どっちがチキンレースを降りる可能性が高いかといえば、トランプ氏の方だが。実際に何かが起こる可能性は低いと思うが、それも希望的観測に過ぎないか。

ネットでアメリカの先制攻撃を煽るコメントをみるについけ、人類は罰を受けるべきだとも思うし、これで現代が終わるなら、それでも良いかとも思わなくもないが、やはり戦争は避けるべきだ。私も知人が数名、ソウルで働いている。何も起きないことを祈るのみである。

参考文献

思いつきでやってみよう

こんなことを選挙のときに言っていた、トランプがいきなりシリアに報復の空爆を行った。あれほど中東で起きていることなど放っておけという人間が、いきなり手をひっくり返したので、驚いている。

  • ロシアから選挙支援を受けていた疑惑を払拭するためにロシアと敵対する行動を取ったという見方あり
  • 娘のイヴァンカがシリア空爆をお願いしたとも
  • 安倍昭恵よりハイリスクやな
  • 習近平との会食中に「チョコレートケーキを食べながら、シリア空爆を話したんだ」(by トランプ)

トランプ外交のこれからのリスク

  • トランプ大統領は基本的にアメリカ国外に興味をもっていない。今後も持つことがない
  • 興味が無いことに関しては、感情的に対応する可能性が高い
  • 興味が無いことに関しては、誰かが説得力を持つ働き掛けを行うと、考え方を180度変えることに躊躇なし
  • 中国が「金持ち喧嘩せず」を貫けるのか

やっぱり、希望的観測は棄てるべきですかね。

強い人間を飲み込む弱い人間の沼

※ネタバレがある。

話題となっていた映画「沈黙 -サイレンス-」を観た。話題となっていたとは書いてみたものの、集客に苦労していたのかはたまた見に行こうと腰を上げたのが遅かったのか、どこの上映館も平日は日中に1回のみの上映で、夜の上映がある映画館は行動圏から大きく外れていたので、なかなかタイミングは合わなかった。

もともと遠藤周作の小説で、マーティン・スコセッシ監督が28年間リメイク版の作成を温めていたものだ。内容を語るのもおこがましいが、キリスト禁教令下の江戸時代の長崎が舞台で、そこに日本人のキチジローを案内役にポルトガル宣教師セバスチャン・ロドリゴとフランシス・ガルペが秘密裏に日本に潜入し、布教活動を始める。しかし奉行所の取り締まりは厳しく、宣教師ロドリゴも囚われて棄教を迫られるという展開だ。

作品は人間のもつ信仰心が大きなテーマであり、どんな拷問を受けても信仰を捨てない強い人間と、簡単に意志を曲げ、信仰を貫けず、家族や友人を裏切る弱い人間が描かれる。事前に聞いていた通りに、良い作品だった。とはいえ、突っ込みどころはたくさんあるし、そもそも万人受けする楽しい作品ではない。

もちろん、強い人間と弱い人間、そして信仰について考えさせられた。信仰を形式的に捨てざろうえなかったロドリゴは弱い人間だったのか?すぐに裏切る(ユダのように)キチジローは本当に弱い人間だったのか?原作者の遠藤周作は「キチジローは自分の分身」と言ったともいう。自分は弱い人間に甘んじているだけなのか、強い人間になろうと志しているのか?しかしそれ以上に、喉にトゲのように引っかかったのは、イッセー尾形が演じたお奉行のイノウエ様と、浅野忠信が演じた通訳の武士が見せる組織社会日本の姿であった。

宣教師ロドリゴに対してイノウエ様が棄教をたびたび迫る。「お前が宣教師であるかぎり、キリシタン達の苦しみが続く。お前は宣教師でありながら、これを見捨てるのか」と。ロドリゴはいう「自分を拷問にかけて殺せ」。イノウエ様は返答する「お前を殺して殉教者にすればキリシタンの信仰は強くなる。お前は殺さない」。つまりイノウエ様が聖書を理解している人物(=元切支丹、そして棄教した弱い人間)である、というのが分かるニクい構成になっている。そして、イノウエ様は語る「日本社会とは『沼』だ。どんなに種を巻いても、『沼』から芽がでることはない。すべて『沼』に飲み込まれてしまうのだ」。

青年海外協力隊を踏み台にしてイケダハヤト2.0を狙う自称ブロガーたち〜「jiburi.com」と「keikawakita.com」

青年海外協力隊の隊員については、正直ウンザリしているので、もうブログでは取り上げないつもりでいた。ただ協力隊については、アクセスもあるし、コメントも付くのですがね(それも触れてはいけない種類の人間ばかり)。それにつけても、協力隊の隊員というのは「エゴサーチ」が大好きな連中なんだなという印象で、あまり深く触れない方が無難であったと後悔している。けれども、協力隊をつかって「イケダハヤト2.0」みたいなポジションを狙っている連中がいると聞いたので、面倒でも書いておくことにしたい。

イケダハヤト2.0

「まだ東京で消耗してるの?」でお馴染みのイケダハヤトに関しては説明するまでもないが、ポイントだけ以下に記すことにする。

  • 職業:ブロガー
  • 地方(高知だったか?)での生活をブログで発信
  • 喧嘩を売ってPVと知名度を稼ぎ、これを換金する
  • 要するに信者ビジネス

弊ブログでは、一時期「協力隊隊員とブログの関係性」を分析していたが(ウソ)、大方の予想通りというか、遅すぎたくらいというか、なんというか、協力隊の活動を利用してブロガーとしての知名度を稼ごうという、ずる賢い奴が散見されるようになった。連中を総称として「イケダハヤト2.0」と呼称することにする。それがタイトルにもあるブログを運営している連中だ。本来であれば、そのような連中のPVやSEOに貢献する必然性はないし、避けたいと考えるところだが、致し方なし。余りにも目に余る2つのブログのURLを示す。

jiburi.com

宣伝になるので多くは語らないが、パナマで農業指導をしていたようだ。弊ブログでご紹介させていただいてきた協力隊員のクソブログをさらに悪魔改造したような記事の数々である。いまは帰国して、協力隊と途上国を踏み台に農業コンサルタントとしてご活躍なのだそうだ。それでも、農業に関する記述は驚くほど少ないのはなぜなんだろう?教えてえらい人。

またブログはアフリエイトリンクでいっぱいなのだが、これは協力隊として参加しながらブログから収入を得ていたということなのだろうか?もしそうなのであれば、問題ではないのか?教えてJICAの関係者。

僕はネパールを変えることができない。

ネパールで2017年現在も活動中。人生は「思い出づくり」なんだってさ。「税金使って思い出づくり」をもう建前でも隠すつもりがないと表明している。経歴でブロガーを名乗っているのだが、これはありなのか?協力隊隊員は副業禁止ではないのかな?

まとめ

内容はともかく、それなりの計算とブログノウハウがあって協力隊制度を自分の知名度(商品価値といってもいいが)をあげようという態度で、極めて現代的だ。本当に軽い。いやポストモダンというやつは、すごい。

正直に言えば、イケダハヤトの田舎暮らし活動はともかく、言動と炎上ビジネスが「嫌い」なわけだ。けれども、これは私の主観の問題でもある。イケダハヤトを支持する人達がいるのは、否定する気はないし、支持すればいいと思う。しかし、協力隊の彼らとイケダハヤトとの違いは認識しておく必要がある。イケダハヤトは、少なくとも自分の才覚と自分の資金でリスクを取ってその独自の地位を獲得したわけだ。だから、彼が嫌いだろうが彼の発言が炎上しようが、その言動や行動を批判はできても否定は難しい。

協力隊の活動は税金を使って行われている。個人的な知名度を上げるために、協力隊を利用することは有りなんだろうか?JICAはこれを積極的に後押ししているのか?あるいは黙認しているのか?多少なりとも注意しているのか?それとも面倒なので放置しているのか?

それにしても、「税金使ってセルフブランディング」とは恐れ入る。あとどうでも良いけど、この手のセルフブランディングに一生懸命な協力隊隊員って、ブサイクのくせに自分の顔を晒すのが好きなんだよな。

1、2、3で1か8か

※予め書いておくと、ここに書かれた内容は「あくまで個人の憶測」です。

テレビ東京は、特定の企業・団体に対してこれはまた特定のポジションをとった番組作成をする存在である。であるので、この局のドキュメンタリー仕立てで特定の企業を取り上げたものは、「注意深く番組を視聴」する必要がある。

そして2017年2月の「カンブリア宮殿」に、レオスキャピタルのファンドマネージャーである藤野氏が登場していた。レオスキャピタルは投資信託に興味を持っている人なら知っているであろう、高いリターンを誇っている注目の人物である。「ひふみ投信」は2016年2月からの1年で基準価額が約25%の上昇、「ひふみプラス」は約16%の上昇という実績を残した。番組では、その秘訣として、ファンドマネージャーである藤野氏が自ら地方にある企業の現場に足を運び、投資価値があるかどうかをその目で確認することなのだという。なるほど「現場主義」というやつだ。

さて、本題。2016年6月6日、日経新聞が「レオスキャピタル、大塚家具株を5%超取得」と報じた。しかしその後に、大塚家具は、黒字予想から15億円の赤字転落が発表され、株価は12月末の配当権利落ちで1000円を割るに至った。

ところがである。レオスキャピタルの回であったはずの「カンブリア宮殿」で、大塚家具がやたらと紹介された。番組全体で5分近く、大塚家具の話が占めていた。現社長の大塚家具の売り場訪問を映し出した。現社長の人間臭さをアピールしたあげくに、例のお家騒動を起こした父親にあたる前の社長にも入れ込んだとまで、番組の中で言い放つ。しかも、自身が野村でのファンドマネージャー時代に、お台場の大塚家具の巨大ショールーム建設について、周囲がリスクが大きいとみたときに、本人はお台場からの夜景をみて行けると確信したのだという。嘘くさい。どう考えても嘘くさい。現場主義を実践している人間が、本社ショールームからの夜景が綺麗だから投資を判断したというのか?。そもそも、本当にそんなことが人生の転機になるようなことか?それに、当時は「ウオーターフロント」と喧伝して、東京湾岸沿いの企業を徹底的にプッシュして相場を煽っていた会社に在籍してたんじゃないのか?

そして放送翌日、日経平均株価が下がる状況で、大塚家具は、市場が開いた直後から高値をつけ、終値が995円の20円高。翌週には1000円台を回復。これを恣意的な株価操作であるといえるかどうかはわからない。出演条件として、大塚家具の話をねじ込むというのが条件だったと疑われてもしかたがない。ただ興味深い現象であるとは言っておきたい。

番組の後半、藤野氏が成長する企業の見分け方をクイズ形式で話すという構成となった。その中で、藤野氏は「自伝書を配る社長の会社は投資しない」と語った。理由は「自伝というのは過去を語るもので、成長する企業の社長というのは、過去ではなく、未来を語るものだからだ」なのだそうだ。

では私からもクイズを出そう。「テレビに出演して過去の自身の投資を語り、しかも株価を大きく下げた出資先の企業を紹介するファンドマネージャーは、出資するに値するものか?」

希望的観測をゴミ箱へ

さて、トランプ政権ができて1ヶ月も経過していないのに、驚くべきことが日々行われていて、びっくりする。

ここまでで分かったこと

以下の希望的観測は捨てたほうがいいということがわかった。

  • 大統領の座につけば、少しは落ち着いて政権運営に取り組む
  • 差別的発言はしなくなる
  • 暴走して政権は4年持たずに辞任する

トランプ政権の人事

備忘録として、現時点でのトランプ政権の主要人事を書いておく。すごい。いままで築き上げてきたものを全部ぶっ壊すつもりだ。

  • 国務大臣(日本の外務大臣に相当)
    レックス・ティラーソン
    エクソンモービル社のCEO。ロシアとのつながりが大きいとされる。

  • 財務長官
    スティーブン・ムニューチン
    ゴールドマン・サックス幹部

  • エネルギー省長官
    リック・ペリー
    テキサス州知事。過去にエネルギー省を廃止を主張。

  • 司法長官
    ジェフ・セッションズ
    共和党上院議員。異人種間結婚禁止を主張していた過去あり。貧困家庭への食料援助削減を主張。

  • 教育長官
    ベッツィ・デボス
    アムウェイ創業者の息子の嫁で資産家(51億ドル)。公立学校廃止して私学校によるキリスト教原理主義に基づいた教育の復活を主張している人物。

  • 環境保護庁長官 スコット・プルイット
    オクラホマ州司法長官。地球温暖化懐疑派。温室効果ガス削減反対派。

  • 保健福祉長官
    トム・プライス
    共和党下院議員、オバマケアー廃止論者。

  • 労働長官
    アンディー・パズダー
    バーガーチェーン「カールスジュニア」や「ハーディーズ」の運営をCKEレストランツ・ホールディングスのCEO。政府は労使関係に口出しすべきでないと主張。

  • 中小企業局長
    リンダ・マクマホン
    プロレス団体WWEの経営者の嫁

そして自称レーニン主義者で世界最終戦争開始論者でもあるスティーブン・バノン首席戦略官だ。リスク管理とは最悪の事態を想定することだが、核のボタンを押すことくらいは考慮に入れておくべき事かもしれない。使われるのが中東なのか東アジアなのかはわからないが、たぶん躊躇はない連中がボタンを握っているのは確かだ。