思いつきでやってみよう
If Obama attacks Syria and innocent civilians are hurt and killed, he and the U.S. will look very bad!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2013年8月30日
こんなことを選挙のときに言っていた、トランプがいきなりシリアに報復の空爆を行った。あれほど中東で起きていることなど放っておけという人間が、いきなり手をひっくり返したので、驚いている。
- ロシアから選挙支援を受けていた疑惑を払拭するためにロシアと敵対する行動を取ったという見方あり
- 娘のイヴァンカがシリア空爆をお願いしたとも
- 安倍昭恵よりハイリスクやな
- 習近平との会食中に「チョコレートケーキを食べながら、シリア空爆を話したんだ」(by トランプ)
トランプ外交のこれからのリスク
- トランプ大統領は基本的にアメリカ国外に興味をもっていない。今後も持つことがない
- 興味が無いことに関しては、感情的に対応する可能性が高い
- 興味が無いことに関しては、誰かが説得力を持つ働き掛けを行うと、考え方を180度変えることに躊躇なし
- 中国が「金持ち喧嘩せず」を貫けるのか
やっぱり、希望的観測は棄てるべきですかね。
強い人間を飲み込む弱い人間の沼
※ネタバレがある。
話題となっていた映画「沈黙 -サイレンス-」を観た。話題となっていたとは書いてみたものの、集客に苦労していたのかはたまた見に行こうと腰を上げたのが遅かったのか、どこの上映館も平日は日中に1回のみの上映で、夜の上映がある映画館は行動圏から大きく外れていたので、なかなかタイミングは合わなかった。
もともと遠藤周作の小説で、マーティン・スコセッシ監督が28年間リメイク版の作成を温めていたものだ。内容を語るのもおこがましいが、キリスト禁教令下の江戸時代の長崎が舞台で、そこに日本人のキチジローを案内役にポルトガル宣教師セバスチャン・ロドリゴとフランシス・ガルペが秘密裏に日本に潜入し、布教活動を始める。しかし奉行所の取り締まりは厳しく、宣教師ロドリゴも囚われて棄教を迫られるという展開だ。
作品は人間のもつ信仰心が大きなテーマであり、どんな拷問を受けても信仰を捨てない強い人間と、簡単に意志を曲げ、信仰を貫けず、家族や友人を裏切る弱い人間が描かれる。事前に聞いていた通りに、良い作品だった。とはいえ、突っ込みどころはたくさんあるし、そもそも万人受けする楽しい作品ではない。
もちろん、強い人間と弱い人間、そして信仰について考えさせられた。信仰を形式的に捨てざろうえなかったロドリゴは弱い人間だったのか?すぐに裏切る(ユダのように)キチジローは本当に弱い人間だったのか?原作者の遠藤周作は「キチジローは自分の分身」と言ったともいう。自分は弱い人間に甘んじているだけなのか、強い人間になろうと志しているのか?しかしそれ以上に、喉にトゲのように引っかかったのは、イッセー尾形が演じたお奉行のイノウエ様と、浅野忠信が演じた通訳の武士が見せる組織社会日本の姿であった。
宣教師ロドリゴに対してイノウエ様が棄教をたびたび迫る。「お前が宣教師であるかぎり、キリシタン達の苦しみが続く。お前は宣教師でありながら、これを見捨てるのか」と。ロドリゴはいう「自分を拷問にかけて殺せ」。イノウエ様は返答する「お前を殺して殉教者にすればキリシタンの信仰は強くなる。お前は殺さない」。つまりイノウエ様が聖書を理解している人物(=元切支丹、そして棄教した弱い人間)である、というのが分かるニクい構成になっている。そして、イノウエ様は語る「日本社会とは『沼』だ。どんなに種を巻いても、『沼』から芽がでることはない。すべて『沼』に飲み込まれてしまうのだ」。
青年海外協力隊を踏み台にしてイケダハヤト2.0を狙う自称ブロガーたち〜「jiburi.com」と「keikawakita.com」
青年海外協力隊の隊員については、正直ウンザリしているので、もうブログでは取り上げないつもりでいた。ただ協力隊については、アクセスもあるし、コメントも付くのですがね(それも触れてはいけない種類の人間ばかり)。それにつけても、協力隊の隊員というのは「エゴサーチ」が大好きな連中なんだなという印象で、あまり深く触れない方が無難であったと後悔している。けれども、協力隊をつかって「イケダハヤト2.0」みたいなポジションを狙っている連中がいると聞いたので、面倒でも書いておくことにしたい。
イケダハヤト2.0
「まだ東京で消耗してるの?」でお馴染みのイケダハヤトに関しては説明するまでもないが、ポイントだけ以下に記すことにする。
- 職業:ブロガー
- 地方(高知だったか?)での生活をブログで発信
- 喧嘩を売ってPVと知名度を稼ぎ、これを換金する
- 要するに信者ビジネス
弊ブログでは、一時期「協力隊隊員とブログの関係性」を分析していたが(ウソ)、大方の予想通りというか、遅すぎたくらいというか、なんというか、協力隊の活動を利用してブロガーとしての知名度を稼ごうという、ずる賢い奴が散見されるようになった。連中を総称として「イケダハヤト2.0」と呼称することにする。それがタイトルにもあるブログを運営している連中だ。本来であれば、そのような連中のPVやSEOに貢献する必然性はないし、避けたいと考えるところだが、致し方なし。余りにも目に余る2つのブログのURLを示す。
jiburi.com
宣伝になるので多くは語らないが、パナマで農業指導をしていたようだ。弊ブログでご紹介させていただいてきた協力隊員のクソブログをさらに悪魔改造したような記事の数々である。いまは帰国して、協力隊と途上国を踏み台に農業コンサルタントとしてご活躍なのだそうだ。それでも、農業に関する記述は驚くほど少ないのはなぜなんだろう?教えてえらい人。
またブログはアフリエイトリンクでいっぱいなのだが、これは協力隊として参加しながらブログから収入を得ていたということなのだろうか?もしそうなのであれば、問題ではないのか?教えてJICAの関係者。
僕はネパールを変えることができない。
ネパールで2017年現在も活動中。人生は「思い出づくり」なんだってさ。「税金使って思い出づくり」をもう建前でも隠すつもりがないと表明している。経歴でブロガーを名乗っているのだが、これはありなのか?協力隊隊員は副業禁止ではないのかな?
まとめ
内容はともかく、それなりの計算とブログノウハウがあって協力隊制度を自分の知名度(商品価値といってもいいが)をあげようという態度で、極めて現代的だ。本当に軽い。いやポストモダンというやつは、すごい。
正直に言えば、イケダハヤトの田舎暮らし活動はともかく、言動と炎上ビジネスが「嫌い」なわけだ。けれども、これは私の主観の問題でもある。イケダハヤトを支持する人達がいるのは、否定する気はないし、支持すればいいと思う。しかし、協力隊の彼らとイケダハヤトとの違いは認識しておく必要がある。イケダハヤトは、少なくとも自分の才覚と自分の資金でリスクを取ってその独自の地位を獲得したわけだ。だから、彼が嫌いだろうが彼の発言が炎上しようが、その言動や行動を批判はできても否定は難しい。
協力隊の活動は税金を使って行われている。個人的な知名度を上げるために、協力隊を利用することは有りなんだろうか?JICAはこれを積極的に後押ししているのか?あるいは黙認しているのか?多少なりとも注意しているのか?それとも面倒なので放置しているのか?
それにしても、「税金使ってセルフブランディング」とは恐れ入る。あとどうでも良いけど、この手のセルフブランディングに一生懸命な協力隊隊員って、ブサイクのくせに自分の顔を晒すのが好きなんだよな。
1、2、3で1か8か
※予め書いておくと、ここに書かれた内容は「あくまで個人の憶測」です。
テレビ東京は、特定の企業・団体に対してこれはまた特定のポジションをとった番組作成をする存在である。であるので、この局のドキュメンタリー仕立てで特定の企業を取り上げたものは、「注意深く番組を視聴」する必要がある。
そして2017年2月の「カンブリア宮殿」に、レオスキャピタルのファンドマネージャーである藤野氏が登場していた。レオスキャピタルは投資信託に興味を持っている人なら知っているであろう、高いリターンを誇っている注目の人物である。「ひふみ投信」は2016年2月からの1年で基準価額が約25%の上昇、「ひふみプラス」は約16%の上昇という実績を残した。番組では、その秘訣として、ファンドマネージャーである藤野氏が自ら地方にある企業の現場に足を運び、投資価値があるかどうかをその目で確認することなのだという。なるほど「現場主義」というやつだ。
さて、本題。2016年6月6日、日経新聞が「レオスキャピタル、大塚家具株を5%超取得」と報じた。しかしその後に、大塚家具は、黒字予想から15億円の赤字転落が発表され、株価は12月末の配当権利落ちで1000円を割るに至った。
ところがである。レオスキャピタルの回であったはずの「カンブリア宮殿」で、大塚家具がやたらと紹介された。番組全体で5分近く、大塚家具の話が占めていた。現社長の大塚家具の売り場訪問を映し出した。現社長の人間臭さをアピールしたあげくに、例のお家騒動を起こした父親にあたる前の社長にも入れ込んだとまで、番組の中で言い放つ。しかも、自身が野村でのファンドマネージャー時代に、お台場の大塚家具の巨大ショールーム建設について、周囲がリスクが大きいとみたときに、本人はお台場からの夜景をみて行けると確信したのだという。嘘くさい。どう考えても嘘くさい。現場主義を実践している人間が、本社ショールームからの夜景が綺麗だから投資を判断したというのか?。そもそも、本当にそんなことが人生の転機になるようなことか?それに、当時は「ウオーターフロント」と喧伝して、東京湾岸沿いの企業を徹底的にプッシュして相場を煽っていた会社に在籍してたんじゃないのか?
そして放送翌日、日経平均株価が下がる状況で、大塚家具は、市場が開いた直後から高値をつけ、終値が995円の20円高。翌週には1000円台を回復。これを恣意的な株価操作であるといえるかどうかはわからない。出演条件として、大塚家具の話をねじ込むというのが条件だったと疑われてもしかたがない。ただ興味深い現象であるとは言っておきたい。
番組の後半、藤野氏が成長する企業の見分け方をクイズ形式で話すという構成となった。その中で、藤野氏は「自伝書を配る社長の会社は投資しない」と語った。理由は「自伝というのは過去を語るもので、成長する企業の社長というのは、過去ではなく、未来を語るものだからだ」なのだそうだ。
では私からもクイズを出そう。「テレビに出演して過去の自身の投資を語り、しかも株価を大きく下げた出資先の企業を紹介するファンドマネージャーは、出資するに値するものか?」
希望的観測をゴミ箱へ
さて、トランプ政権ができて1ヶ月も経過していないのに、驚くべきことが日々行われていて、びっくりする。
ここまでで分かったこと
以下の希望的観測は捨てたほうがいいということがわかった。
- 大統領の座につけば、少しは落ち着いて政権運営に取り組む
- 差別的発言はしなくなる
- 暴走して政権は4年持たずに辞任する
トランプ政権の人事
備忘録として、現時点でのトランプ政権の主要人事を書いておく。すごい。いままで築き上げてきたものを全部ぶっ壊すつもりだ。
国務大臣(日本の外務大臣に相当)
レックス・ティラーソン
エクソンモービル社のCEO。ロシアとのつながりが大きいとされる。財務長官
スティーブン・ムニューチン
元ゴールドマン・サックス幹部エネルギー省長官
リック・ペリー
元テキサス州知事。過去にエネルギー省を廃止を主張。司法長官
ジェフ・セッションズ
共和党上院議員。異人種間結婚禁止を主張していた過去あり。貧困家庭への食料援助削減を主張。教育長官
ベッツィ・デボス
アムウェイ創業者の息子の嫁で資産家(51億ドル)。公立学校廃止して私学校によるキリスト教原理主義に基づいた教育の復活を主張している人物。労働長官
アンディー・パズダー
バーガーチェーン「カールスジュニア」や「ハーディーズ」の運営をCKEレストランツ・ホールディングスのCEO。政府は労使関係に口出しすべきでないと主張。中小企業局長
リンダ・マクマホン
プロレス団体WWEの経営者の嫁
そして自称レーニン主義者で世界最終戦争開始論者でもあるスティーブン・バノン首席戦略官だ。リスク管理とは最悪の事態を想定することだが、核のボタンを押すことくらいは考慮に入れておくべき事かもしれない。使われるのが中東なのか東アジアなのかはわからないが、たぶん躊躇はない連中がボタンを握っているのは確かだ。
漆黒と灯火
やまもといちろう氏に関して調べていたら、氏が高額会費徴収の信者ビジネスをやっていることが分かった。「漆黒と灯火」という詩的な名前が冠せられており、会費32,400円/1ヶ月(消費税込み)で、会員10人限定なのだそうだ(2017年度)。10人集まって、1年運営できれば360万円の売り上げがたつのだろうが、実態はどうなんでしょう?第5期だというので、4年間は続いているようではあるが。「総会屋2.0」と呼ばれる氏にとっては会費収入もさることながら、会員の皆さんにゴミ箱あさりをさせて得られる情報があればめっけもんというところなのかもしれない。
やまもといちろう氏は阿佐ヶ谷ロフトAなんかで開催されているトークイベントにやたらと出演しているのだが、それにしても、投資で100億円を稼いだと勝ち誇っている人間のやる仕事なんですかね?
やまもといちろうとは何者なのか?
やまもといちろうの謎の能年玲奈問題への介入
さて町山智浩氏が「MXテレビに圧力があり能年玲奈が出演キャンセルとなった」ということに関して、切り込み隊長を自称するやまもといちろう氏が突然町山氏に発言を取り消せといってきたのが去年の暮れ。詳しくは以下のリンク先を読んでいただきたい。
経歴詐称疑惑
やまもといちろう氏に関しては、知っている人は知っているが、大ボラ吹きという話がネット民で話の種になっていた。ところが、なにがどうなるか分からないものだが、やまもといちろう氏はNHKに出演したり、氏がライブドアの買収で裏で動いていたと話をしていたフジテレビで「あの」ショーンKと入れ替わるように「とくダネ!」のレギュラーコメンテーターとかに収まっていたりするのだから分からないものだ。
DMMのはちま起稿買収問題
さて昨年の押し詰まった12月27日にYahooのトップに「DMMのはちま起稿買収問題」についてYahoo個人オーサーでもあらせられるやまもといちろう氏とDMMの社長のインタビュー記事が掲載された。ま、限りなくブラックにちかいDMMが火消しに使ったのはいつものことだ。やまもといちろう氏はDMMの社長との対談を引き受けるなど、DMMから仕事を時たま請け負っていることがうかがえる。それに近い人物の記事をしかもDMMの肩をもつ内容でYahooのトップにもってきた力というのは何なのだろう?闇の真実を知りたくなった。
やまもといちろう氏の経歴詐称は問題である。が、「ゲーム好き」「ステマ批判」を繰り返していた氏が、はちま起稿のDMM買収で擁護を行ったこの一点だけでも万死に値する。