心を潤すものなど無い
「コラーゲンを摂取すると肌が綺麗になる」と誤読するようなCMを目にする。コラーゲン飲料で「肌が潤う」と読み取れる機能食品なるものが各社からでている。
この状態について、あるセミナーでの講演内容が話題になった。群馬大学の高橋久仁子名誉教授は「何が潤うのか」とメーカー各社に質問状を送った所、カゴメから以下の内容で回答があったとのこと。
コラーゲンでうるおうのは「喉」です
それでも、カゴメはまだ良心的な言い訳といえる。
似非科学の根絶は果てしなく道が長い。しかし、広告の文言において、「主語」と「目的語」が何を指しているのか、明記されているか、何を隠しているのかを見抜くことが第一歩なのだ。
参考
健康食品メーカー「コラーゲンでうるおうのは『喉』ですキリッ」 2015年5月群馬大名誉教授・高橋久仁子先生講演まとめ - Togetterまとめ