無知と無能の間に

無知無能者、固人之所不免也

ものづくり女性起業家なる存在

UPQとう会社を知る。ワールドビジネスサテライトに登場していたのだ。番組の中で紹介された若手女性起業家のアイデアメモからは、STAP臭、小保方晴子臭がした。

若手女性起業家の経歴によると携帯電話の開発を仕事にしていたという。しかし怪しい。カシオ勤務は事実だったとしても、開発業務をやっていたというより、良く言えば開発サポート、雑用係といったところではないのか。

羊の皮をかぶった中華ガジェット

2015年8月に行われた製品発表会には、SIMフリースマートフォンや4Kモニタ、イヤホン、ガラス製キーボードなど多岐にわたる製品並んでいたようだ(週刊アスキー記事)。

だが、実態としては、すでに他社で販売されているものと同等の商品と思しきものを色やデザインを変えて商品群として並べている。要するに、この社長はイノベーターではなく、キュレーターということなのだろう。

また「秋葉原発」、「若手女性起業家」といって持ち上げ、Engadgetがやたらとプッシュしている。要するに物語を紡いで、ものを売ろうというスタンスのようだ。

また、色々話を聞いてみると、UPQが製品開発しているというより、ほとんどCEREVOという家電ベンチャーを名乗る会社が引き受けているようだ。CEREVOという会社はiPhoneがあるにも関わらずネットに画像を自動転送するデジカメなる、あんまり頭を使っていない製品を出して、コケたはずなのだが。とっくに倒産しているとばかり思っていたら、驚くことに、たいした製品も出さずに80人規模の従業員を抱える会社になっている。口先が達者であれば、金余りの現在、運転資金を集めるのは楽勝ということか。

さらにUPQという会社の背後には、DMMがいる。実際、UPQは「DMM」系列のオフィスに入っている。最終的に、どうしても資金が回収できなければ、AVに出演させればいいわけだ。「噂の起業家が、最後のチャンスをかけて文字通りの体当たり」とかなんとかのタイトルで売りだして。本当にそこまで考えているのであれば、ビジネス巧者はDMMだったということだろう。

参考