無知と無能の間に

無知無能者、固人之所不免也

「いいねクリック農場」

あるキーワードを入力してググると信ぴょう性の低いクソ記事ばかりで、結局、書籍にあたらなければならない今日このごろ。また、ブロガー連中のアフリエイト目的のクソ記事をつらつら読んでいると、人工知能様にはぜひ、人力でアフリエイト目的のブログ書いている連中を駆除してほしいと思っている今日この頃、諸兄はどのようのお過ごしでしょうか。人工知能に懐疑的ではあるのだが、このような状況に誰がしたと昔を懐かしんでも致し方ない。

さて、ブロガー連中、アフィカスと呼ぶべきかもしれないが、連中のまとめ記事や承認欲求記事を読んでいると、ぐったりくる。タ徹底的にポジティブトーク&自分語りなので疲れる。中身のない記事、信憑性が疑わしい記事。にも関わらず、なんでこんなものに「はてなブックマーク」がついたり、「いいね」がついたりするのか。ステルスマーケティングが深く浸透しているのはわかるのだが、一体どいうい底辺労働があるのかと考えたりもした。

さて本題。

togetter.com

中国にあるというスマートフォンを1万台並べて、自動化された「いいね」クリック装置だ。「農場」という表現は、恐らくジョージ・オーウェルの「動物農場」から持ってきたものだろう。ステルスマーケティングはここまで来たかという印象もないではないが、興味深いこともある。以下、要点をまとめる。

なぜ、こんな大掛かりで、馬鹿げていて、金のかかる装置を用意しているのか。このような装置を使わなくても、「いいねクリック農場」は作くることができる。ソフトエミュレーションなら格安で。人件費が安ければ、それこそ100〜1000人ほど雇って内職させてもいい。でも、作った。なぜか。恐らくは、「これは人に見せるための装置」ということだ。資金を引っ張ってくる先の投資家に見せるものなのか。手っ取り早く「バズる」ことを願っている顧客に見せるなのか。他人からの承認を捏造するためにつくられた、他人にアピールするメタ装置。味わい深い。

SEO対策やらPVやら直帰率なんてことに人力で対処しようとしているブロガー連中。あの「SEOガー、PVガー」と喚いている奴らは、踏み潰されればいいと思う。他人からの承認を捏造する馬鹿げた装置によって。いや、踏み潰されてしかるべきだ。アフリカ象に踏まれた、ゴキブリみたいに。音も無く、静かに。ペチャンコになったぶろがーたちは、たぶん・・・。