無知と無能の間に

無知無能者、固人之所不免也

KeiKawakita氏とJiburi.comの協力隊ブログは読む価値がないと断言できる「たった一つの理由」:その4、西宮市長のボランティア感

あ、はい。タイトルは釣りです。これまでと、宮﨑大輔氏(jiburi.com)、Kei Kawakita氏のブログを頻出名詞で分析し、「自分語り」ブログだったいうのを明らかにしました。さて、このような「自分語り」や「自分アピール」のためにボランティア活動に群れる現象については、弊ブログで散々に取り上げてきました。

このような連中の批判は探すとそれなりにあるのですが、影響力のありそうな人たちはボランティアを直接批判をしません。なぜでしょうか?理由を探れば様々あるでしょうが、わざわざ敵を作らなくても良いという政治的な判断なのでしょうか。それとも「バカとハサミは使いよう」で、ボランティア候補は確保しておきたいということなのでしょうか。

西宮市長のボランティア批判

そんな中、現西宮市長が、2011年3月のあのとき、ボランティア評を自身のブログに書いてあったのを思い出した。市長は大学生のとき、阪神淡路大震災で被災し、そのときの出来事が忘れられないと語った(注:発言当時は西宮市議会議員)。その毒をもう一度召喚することにした。

以下、抜粋引用。

悔しくて、悔しすぎて、記憶から消していたことが、いろいろ蘇ってきて辛いです。

ひとつは、観光気分で来た自分探しボランティアの連中のこと。

彼らは、人から感謝されることを楽しみにやってきただけでした。

だから、汚れ仕事やしんどい仕事は何かと言い訳しながらやりませんでした

彼らで集まって楽しそうに親睦を深め合っていました

そんな彼らに「惨めな被災者」と扱われる屈辱。

宮﨑大輔氏と、Kei Kawakita氏は腹から声を出して三回復唱するように。

さて宮﨑大輔氏、Kei Kawakita氏をはじめとした、ブログ活動に熱心な協力隊員諸君は、この意見にどう応えるのだろうか。宮﨑大輔氏、Kei Kawakita氏のブログを解析してみた立場から言わせてもらえれば、この批判は両名たちがブログに書きつらねた事柄、「人から感謝されることを記したブログ記事」「自己啓発や映画や本の紹介で、自分の活動には触れないブログ記事」「協力隊ブロガー同士で互いを褒め合うブログ記事」に当てはまる。

情報の非対称性

さて。ここで、地域おこし協力隊を半年で辞めた隊員のブログを参考にする。

詳しくはリンク先を読んでもらいたい。要約すると「野菜をいろいろな方法を試して販売しようと努力した。スープも作った。それなのに行政はダメの一点張りで無理解。だからやめる」。ノリは、青年海外協力隊と同じだ。受け入れ自治体は、みごとなまでのお役所仕事。そして、コメント欄の内容と数だ。批判と擁護が相半ばというところか。

ここでは、彼女の対応や役所の対応を批評はしない。といいつつ、一言だけ言えば「当事者間(この場合は隊員と役所の間)のコミュニケーションが圧倒的に不足している」。主観で動く隊員とルールに徹底的にしばられている役所。そのやり取りは生々しいが、ボランティアや地域おこしについて考察を与えてくれるもでもある。しかし、宮﨑大輔氏、Kei Kawakita氏のブログに、このようなやり取りは、ほぼ現れてこない。何故か?

そして、地域おこし協力隊は受け入れ先の自治体にある程度負担が発生する。国からの助成がでるとはいえ。自分のブログで好き勝手なこと勝手なことを書いていれば、当然批判があつまる。上述のように。宮﨑大輔氏、Kei Kawakita氏のように「セルフブランディング」(知名度を高めて、ネットで換金をはかる行為、自己啓発本の紹介、お気に入りのテレビ番組紹介など)を地域おこし協力隊が行えば、そのブログはすぐに炎上するだろう。では、青年海外協力隊の宮﨑大輔氏、Kei Kawakita氏のブログは、なぜセルフブランディングができるのか。

JICAの怠慢は予測できる。これは後の記事で考察する。一番大きいのは現地の人々の監視の目が、彼らのブログに注がれることがないからだ。彼らがいつもやるような知ったかぶりをカマせる要因については、「情報の非対称性」と言える。要するに、協力隊員ブロガーは現地のことを好き勝手に書くことができるが、現地の人々は彼らブロガーに何を書かれているのか知らないし、ブログをやっていることすら恐らく知らない。だから、彼らはノビノビと、何の後ろめたさも無く、ためらいも無く、「セルフブランディング」に邁進することができるのだ。

おお。新しいビジネスプランを思いついた。「Google翻訳を駆使して、協力隊員やJICAに対する現地の生の声を集め日本語化して蓄積、協力隊員の個別の活動を実名で評価する裏サイト」とかどうだろう。IT系に自信のあるそこの青年海外協力隊元隊員。作ってみないか?俺は喜んでPVに貢献するぞ。もし裏サイトが今あれば、「宮﨑大輔っていつもエロい目つきでこっちを見てる、マジでキ◯イwww」というパナマ人女性のセクハラ暴露や「Kei Kawakitaってマジで◯◯で草生える」というネパール人談話も聞けるかもしれない。

話が脱線した。

先にあげた地域おこし協力隊員のブログについて、その内容の是非は置いておくとしても、緊張感があり健全に機能している。一方で、青年海外協力隊の隊員ブログはどうか。宮﨑大輔氏、Kei Kawakita氏の両名は、ブログからコメント欄を排除し、「意図的に批判を受け付けない」という体制を取り続けている。なぜか。彼らが必要としているのは「自己アピール」であり、「自分への賞賛」である。それは弊ブログで行った頻出名詞の解析結果からも明らかだ。

まとめ

宮﨑大輔氏は協力隊OBへのインタビューを行っているようだ。もっとも氏はノマドを名乗るイナゴなので、数回やって飽きたみたいでもある。金にならなかったからだろうか。

もし、真剣にボランティアについて考えているのであれば、身内の自慢話を聞いてお互いを褒め合うようなインタビューではなく、西宮市長にインタビューしにいったらどうだろうか。間違いなくボランティアについて深く考えられるようになると思うぞ。真剣にボランティアや協力隊について考えているというのであれば・・・ね。やってみようぜ。ぜひ。

参考